クラブフォーラム「セミナー報告」
職業奉仕セミナー報告(吉田孝職業奉仕委員長)
9月8日に藤沢の産業センターで行われ、参加者は60名ほどでした。
「ロータリーのロータリーたるは職業奉仕の実践にあり」という基調講演のあと分科会に移りましたが、相変わらず「職業奉仕」については難解のようで、いつもと同じような内容で終始しました。
基調スピーチや分科会の内容、リーダー発表にしてもテーマとずれているような感じを個人的に受けた次第です。全体的にみても特に前進したものはなく、地区職業奉仕委員長からも具体的な指示はありませんでした。
R財団セミナー報告(譲原彰社会奉仕委員長)
9月26日、午後2時から約3時間にわたって行われ、始めに財団への寄付は1.人道的支援2.識字率の向上3.水の保全と衛生に使われていることの説明がありました。続いて1.ポリオプラス(今までの経過と現状——シカゴ大会ではポリオ撲滅宣言をすることができず、世界基金より50%の補助金を得てプロジェクト活動がされているので、ご協力をお願いしたいとのこと)2.財団寄付の増進(寄付の要請や寄付の免税点が30万から20万になったこと。ロータリーカード普及への協力依頼など)3.財団学友と財団奨学金(特に国際親善奨学金プログラムについて——親善大使の役目を兼ねて外国に留学してもらうもので、日本からの留学生は390名を超えているそうです)4.GSE(本年度、当地区では受入れのみで、3月10日あるいは11日から約4週間の予定で5名が滞在します。職業研修とホームステイを重視して行いたいとのこと)5.財団補助金(東大阪東RCとのWCS事業は、財団補助金を使って行われます。3年前から始まった地区補助金については、まだその内容が十分に浸透していないのが実状と思われるので、この地区補助金を有意義にかつ積極的に活用してもらいたいとのこと)6.平和センターとジャパンプログラム(2006〜07年度をもって終結すること)7.世界平和フェロー・シップ(現在では通称ロータリー・センターと呼ばれ、在来の奨学金とは異なり、世界を枠として70名が選ばれ世界で7つのパートナー大学で勉強しています。東京のキリスト教大学が日本のロータリーセンターとなっていて、日本では11名が合格しているとのこと)
以上がセミナーの要旨です。
米山奨学会セミナー報告(池田宏行会長)
9月22日に行われた米山奨学会セミナーでは、米山奨学会専務理事より「米山梅吉の青年期」という基調スピーチがあり、引き続いて現役奨学生1名と2名の学友より体験談が発表されました。ガバナーより1名20,000円(残額15,000円)の寄付依頼がありましたので、よろしくご協力ください。
ちなみに、学友の方々が一番活躍されているのは当地区とのことでした。
会長あいさつ 池田宏行会長
移動例会では、親睦活動委員会の皆様ご苦労様でした。お陰様で、ロータリアンとして有意義な一日を過ごすことができ、親睦の輪も更に広がったように思います。11月24日の定例年次総会において、次次年度会長・副会長ならびに理事の選挙を行いますので、立候補者は11月3日までに届け出てください。立候補者がない場合は、指名委員会を設置して細則に準じて進めることになります。
地区より規定審議会への提案書が届いていますので、これも11月3日を締切りとさせて頂きます。
2名の新会員候補については、関係委員会での審議が終わり次第11月の定例会で発表させて頂きます。
幹事報告 豊田 靖幹事
1.地区より「会員増強の中間報告」を提出する旨の連絡が届いています。
2.国際ロータリー表彰プログラムへのエントリーについては、理事会にて審議いたします。
3.11月23日開催のインターアクト年次大会への登録依頼が届いています。
4.東大阪東RCより「WCS事業関連書類をRI本部へ提出中で、承認まで2〜3ヶ月を要する」との連絡がありました。
卓話「米山梅吉を語る」 井口賢明米山梅吉記念館常務理事
日本で初めてのロータリークラブは1920年(大正9年)10月20日に創立されましたが、その陰には米山梅吉や福島喜三次らの尽力があったことを忘れてはいけません。そして翌年4月1日に世界で855番目のクラブとして、国際ロータリーに加盟が承認されたのです。
米山梅吉は1928年(昭和3年)7月から3期にわたって日本のガバナーを務めましたが、1931年(昭和6年)6月12日に大阪クラブの例会でロータリーについての講演を行いました。
その全文は当記念館創立35周年記念誌に掲載されていますが、国際ロータリーが100年、日本のロータリーが85年経った今、原点に還ることが盛んに叫ばれていますが、このことを考える時、大いに参考になるものと思います。本日はその話をさせて頂こうと思います。その要旨は次のようなことです。
・ロータリーほど良い会はない
・アメリカの天真爛漫さと日本の真面目さをつきまぜよ
・ロータリーは、日本人の精神的な地味に適している
・世界語としての英語をなるべく使いたい
・ロータリーは、単純であらしめたい
・ロータリーは、いつまでも壮年であれ
・ロータリーは、サービスとフレンドシップの2語に尽きる
・ロータリーの6つの綱領を信奉せよ
〈注・当時の綱領は6つで、現在のように4つになったのは1935年(昭和10年)のことです〉
これらのことは、ロータリーの基本にもふれるものだと思います。
ちなみに、このとき大阪クラブは、以前ポール・ハリスとチェスリー・ペリーに贈ったものと同じ記念章を米山梅吉に贈りました。米山は例会での話の後、2時間半にわたって有志10名ほどとロータリーのことなどについて懇談をしました。また夜は6時から歓迎会が行われましたが、ここでも懐旧談などに花が咲いて延々10時半まで続いたそうです。
米山梅吉記念館
米山奨学事業は、日本初のロータリークラブ創立に貢献した米山梅吉の功績を記念して発足しました。
米山梅吉没後6年の1952年(昭和27年)11月、敗戦後の復興が続く中、東京ロータリークラブの会員によって東京ロータリークラブ奨学事業「米山基金」設立の構想が立てられました。そこには、奨学事業を通じて世界に“平和日本”の理解を促すと共に、東洋諸国の学生を日本に留学させる願いがあったのです。12月に可決され、翌1953年(昭和28年)に発足しました。
この事業はやがて日本国内全クラブの合同事業として発展し、1967年(昭和42年)に文部省(現在の文部科学省)の許可を得て、財団法人米山記念奨学会となりました。
「1ヶ月のタバコ代を節約して奨学金に」から始まった米山奨学事業は、設立以来累計で奨学生数は12,000人を超え、国籍別では101ヵ国となりました。
−2004年(平成16年)7月現在−
会長あいさつ 池田宏行会長
個人的には新館ができてから訪れるのは初めてですが、本日は井口常務理事の卓話を拝聴しながら、ロータリークラブの原点について勉強して頂きたいと思います。
地区より依頼がきているパキスタン地震への義援金については、一人1,000円をお願いいたします。
また、東大阪東RCとのWCS事業についても同額をお願いいたします。共に次週より徴収を始めたいと思います。
卓話「今の中学生について」 小田原市立白山中学校長 栢沼行雄様

昭和44年に大学を卒業して、教員として初めて着任したのは箱根中学校でした。今は箱根明星中学校と合併してしまいましたので存在していませんが、全てが初めての経験でしたので、「教育とは何だろう」とか「教師とは何だろう」などと考えさせられることばかりでした。
そんな様々な体験から思ったことは「初めに生徒ありき」ということで、今でも変わりません。生徒がいればこそ、私達は教育者としての仕事に専念できるということに気づいたのです。
ある日、私の授業中に居眠りをしていた女生徒を激しく諮問して家庭訪問をしたところ、母子家庭だったことが分かり、かつ徹夜で母親の看病をしていたことも知りました。この出来事を通じて、「生徒の外面だけ見ただけでは教育指導はできない」という事を学び、生徒の家庭環境や生いたちを知ることの大切さを自分自身に植えつけました。
現在では学校での教育現場を預かる立場ですが、私は教職員に対して常に「教師は太陽であれ」と教えています。太陽は、たとえ犯罪者であっても生きている人間に対して平等に光を当てることから、生徒に対して分け隔てなく教育の“光”を当てることが真の教育につながるものと思っています。
私は毎日生徒と面談していますが、今の生徒は余り夢を持ち得ていないようです。生徒にとって一番身近な大人は学校の先生だと思いますので、自分自身について自らの夢や体験などをもっと生徒に話して頂き、生徒たちに考える選択肢を与えてあげて欲しいとお願いをしています。
この世の中で一番つらくて悲しいこと——それは見捨てられることではないでしょうか。成績が悪くても、素行不良でも、約束を破られても、辛抱強くその生徒を信じ続けることこそ教育の原点であり、先ずは信ずることから教育は始まるものと思います。
「今の中学生について」ということですが、すぐあきらめて長続きしないという傾向があるようです。これは、自分が夢中になることや好きになることが学校には無いということだと判断する一方で責任を感じています。何事もあきらめずにコツコツと長く続けていけばいつかは成し遂げられることを、自ら体験しながら気づいて欲しいと思います。
私の座右の銘というべき言葉は“本気”です。今までの経験から、本気で取り組めばほとんどのことはでき、いい加減なことでは面白くないし、物事は完成しません。本気ならば、いつか誰かが支えてくれるものです。
最後になりますが、今の中学生に感じてもらいたいこと、身につけて欲しいことは「思いやり」だと思います。これは、中学生ばかりでなく、私達も日頃から身につけておきたいものではないでしょうか。
会長あいさつ 池田宏行会長
来年2月21日(火)、二宮神社において第9分区IMを開催することに決まりました。当日は、元ロータリー財団奨学生で現在では一橋大学教授の中満泉さんに、「国際協力について」というテーマで講演をして頂くことになりました。是非ご参加くださるようお願い申しあげます。
幹事報告 豊田 靖幹事
1.来年2月21日の第9分区IMは、合同例会として行われます。
2.優良職業人表彰については、片岡会員より推薦のあった方を表彰することに決まりましたので、その手続きに入ります。
卓話「米山奨学会について」
地区米山奨学委員会 井上敦久君
寄付金額減少で、奨学生は本年度より1,000名から800名になりました。2780地区で28名、そのうち第9グループでは3名です。貴クラブにも2〜3年のうちに奨学生の受け入れをお願いすると思いますので、奨学生に対するご理解を深めて頂き、よろしくお願い申し上げます。
奨学生の話によると、ロータリアンの方々から米山についての質問を受けることがよくあるとのことです。けしてほめられることではありませんが、私達はもっと理解を深める必要があると思います。日本独自のものとされていた米山奨学会ですが、昨年のRIの理事会で、他地区合同奉仕活動として米山奨学会の活動が認められました。カウンセラー制度もあり、学校では学べないものをRCの例会に出席して体験をし、多くの人々との交流を深めることが、奨学生にとって一番大切なことだと私は思います。そして、奨学生を受け入れてお世話し、交流することはRCの責任であり、そこに奉仕の理想があり、超我の奉仕が存在するのではないでしょうか。
本年度は、一人20,000円という額が地区から提示されています。昨年は14億円が寄せられましたが、実際には18億円くらいが必要とされていますので、円滑な運営と活性化のためにも皆様からのご寄付を重ねてお願いいたします。
米山奨学生 陳育仁君

私は台湾の高雄出身で、現在は産能大学経営学部に在籍しています。祖父は日本人で、姉が日本に留学したことがあるので、私も留学先を日本に決めました。今、中国では日本の企業の進出が目ざましく、卒業後は外資系の会社に勤務したいと思っています。そして将来は、米山奨学会や国際交流を通じて各国と交流できるような会社を設立したいと思っています。
私が通う日本語学校の大部分の学生が中国人で、政治的なわだかまりから初めのうちはお互いになじめませんでしたが、最近ようやく彼らの家を訪れたりすることができるようになり、「交流」という意味が分かってきたように思います。これがきっかけで、ほかの国の人とも気楽に声を交わすことができるようになりました。私がロータリークラブの皆様にお世話になってから日も浅いのですが、日本語学校の先生や、受入れ先のご家族の方々をはじめRCの皆様にはとても感謝しています。もっと日本語を勉強し、奨学生として与えられた残りの時間内に米山奨学会のイベントにも多く参加して、多くの人と交流を持ちながら日本の文化について理解を深めていきたいと考えています。日本での貴重な経験は私の誇りにもなるでしょうし、今後の人生に活かしていきたいと思います。
会長あいさつ 池田宏行会長
堀金会員が久しぶりに出席されました。退院おめでとうございます。
10月1・2日に地区大会が行われましたが、両日の運営には、個人的に多少の疑問を感じた次第です。
本日の理事会に2名の方の新会員推薦がされましたので、各委員での審議に移ります。次々週の米山記念館見学を前に、本日の卓話を聞いて米山奨学会への理解を深めて頂きたいと思います。
幹事報告 豊田 靖幹事
〔理事会報告〕
1.東大阪東RCとのWCSを行うことが承認され、当クラブは1,000ドルを寄付することにいたしました。会員より1人1,000円を徴収し、残額は本会計より醵出いたします。
2.優良職業人表彰について、片岡会員より推薦のあった松田町の交通安全指導員の2名の方を表彰することに決定いたしました。
3.2名の新会員候補については、規定の手続きに移すことが決定しました。
4.一寸木会員より申請されました「出席免除」について承認いたしました。
5.「ロータリー情報マニュアル」を購入し、新会員に配布することを決定いたしました。
6.来年1月に飛鳥画廊で行われる「ドクタの森」の活動発表展示会を後援し、100円玉募金に寄せられたものを支援金にあてることも決定いたしました。