最近の記事
月別記事
カテゴリー別記事
記事検索


Powered by
Movable Type 2.661

2010年01月28日

 第1435回例会

100128-all.jpg

第9グループ新年合同例会
近況報告王濤さん(米山奨学生)

 東海大学にて臨床心理学を勉強中、修士課程卒業、博士課程進学。
 母国中国で産婦人科の医者として9年間勤めたが患者の心理障害に悩んだ。2002年から2年間体外受精の仕事もしていた。1978年体外受精による赤ちゃん誕生で不妊治療は大きく進化を遂げた。中国でも1988年より不妊治療の技術の進歩は著しく、現在は、専門的医療機関の不足、高額な治療費、社会の誤った認識など様々な問題を抱える患者の精神的ストレス、経済的不安が大きい。中国は、日本や欧米諸国と比べると不妊に悩む人の精神的社会的サポートする体制が整っておらず遅れている。ある雑誌に日本の臨床心理の記事が載っていて、その記事に惹かれ入学となった。今日に至るまで研究をしている。留学という機会を生かし尽力し、日本での成果を中国で生かしたい。私は人々との交流を広げるため、ロータリーの米山奨学生に応募し、奨学生になった。今、世話になっている足柄R.C.はとても温かいクラブ。この米山奨学生制度は素晴らしい、ロータリアンと人との付き合いが出来、人生最大の財産が出来た。

近況報告
マリーン・パデットさん(青少年交換学生)

 私が今行っている小田高は、ルクセンブルクの学校とは違う。ルクセンブルグは食堂で食べるが、今はお弁当。私はお弁当が大好き。授業中は静かで彼らはとてもシャイ。ルクセンブルグでは授業中喋るし遊ぶこともある。16歳で煙草、お酒はOK。電車の中で食べるし、道でキスもする。しかし、フランスでは鼻をすすることは凄く悪い。日本とマナーがだいぶ違うが、私はどちらも好き。違いがとても面白い。

卓話者紹介瀬戸弘之会長(箱根R.C.)
 日頃ロータリーの新世代の為に多くのプロジェクトを手掛けて来ているが、特にそれにふさわしい先生に来て頂いた。お父様は和田重正先生、息子さんは、「はじめ塾」をやっていて、ご本人和田重宏先生はCLCA(CHILDREN.LIFE AND CULTURE ASSOCIATION)を立ち上げ、親子三代に渡り活動をしている。地域の子供は地域で育てるという思想、哲学、理念を強く持ち、日頃熱い活動をしている。今日はテーマにあった話を聞くことが出来ると思う。

講 演 和田重宏様(CLCA会長)
 CLCAは、NPO法人の組織。青少年の健全育成の分野で活動を展開している。行政でやれないことを市民目線で提案をしてゆく。
 子供は9歳までに感を育てることが大事。今の子供達は考えるが行動に移すことが苦手。情報が十分あっても決断に欠ける。昭和30年代頃までは遊びの中で感というものを体得出来た。今は、体験型能力を身に付けないまま学校に行く。はじめ塾では能や伝統芸能の伝承も行っている。能では全員が前向き方向。西洋では合唱・合奏と指揮者が居るが、能には居ない。楽譜が無い。呼吸が合わないとだめ。一人間違えたら、周りの人が微調整をして盛り上げていく。能には学校教育で欠けているものが多く入っている。
 誉めて育てる教育の見直しがアメリカで言われている。日本でも誉めて育てられた子が仕事に就き、上司から叱られるとすぐに辞めてしまう。誉めておだててやらせる教育では無く、出来たことに対し認めて祝うというやり方をしたい。CLCAでは、寄宿生活、塾との連携を行って来た。一時期親から離し、ハングリーな環境の中で育てることに成功。戦前、戦中、戦後と寄宿生活を行っていて、日本中・海外からも来ている。
=スライドを見ながら話す=
・自分達で家を建て、労働奉仕を学ぶ。
・水生生物の調査をし、水質の汚れを見る。
・手作りカヌーや縄文土器を焼く。
・人工林の伐採、農業体験、茶の収穫。
・黒米、赤米、緑米、田起こしから収穫まで。搗いた餅を派遣村にも届けた。
 今の子供達は仕事=稼ぐという考えで、奉仕の喜び、生き甲斐が仕事の中にあることを気付かぬまま仕事をしている。はじめ塾では、人との出会いを大切にしている。年齢に囚われず色々な人を呼び色々なことを聞いた。現在、不登校、引きこもりが年間12万7千人居ると言われている。思春期が27歳から28歳くらいまで長期化している信じられない現象がある。34歳まで大人の感覚を持って居ないと言われている。ニートと言われる人達が34万人。引きこもり64万人。したいことはするが、しなければいけないことが出来ない。数は公式な発表なので、実はもっと多く居る。貧困率を見ると7人に1人が平均所得以下。これは世界で4位と悲しい現実。現在、パソコン、ゲーム、携帯電話とバーチャルな生活が多く実体験不足。体験が無い為、発達障害が増え人間関係が築けない。生活リズムの乱れ、食事を作らない親。動物は親から離れたら自分で餌をとる。今、行政は後追いであり、変化についていかれない。国力の低下。地域の力で地域の子供達を育ててゆくことを早急に行わなければいけない。共に子供達の為に、日本の未来の為に、力を注いで行けたらと思っている。

Posted by Yoshida at 2010年01月28日 18:55
コメント