卓話「つくしんぼ教室について」
小田原市福祉健康部障がい福祉課主幹通園事業担当主査 栢本恵子様
このたびは貴クラブよりエアートランポリンなどの器具を寄付して頂き、心より感謝申し上げます。皆様のご厚意を忘れずに、全員で大切に使用させて頂きます。
つくしんぼ教室では、①乳幼児の健やかな成長を保障し、心身障がい児の発生予防・早期発見・早期療育のため保健医療などと連絡を図り、発達相談・経過看察・療育指導を行っています。②保護者と一緒に通園するなかで、日常生活における基本的動作を習得し、集団生活に適応することができるよう子どもの身体および知的発達の状況、ならびにその置かれている環境に応じて適切な指導および訓練を行っています。③保護者の抱える問題を理解し、共に考え、子どもの発達を促すための援助を行っています。また、発達に遅れのある子、言葉を話し始めるのが遅い子、機能的訓練が必要な子、人への関心が薄い子、友だちと遊べない子、こだわりや気になる癖のある子、気持ちが不安定な子、落ち着きのない子などが保護者と一緒に通園してきていますが、対象は市内在住で成長過程で様々な問題を抱えている就学までの乳幼児です。障がいの症状や段階によってグループに分け、それぞれ異った保育を創意工夫しながら進めていることも特色だと思います。
当教室と他機関とのつながりについては、卒園時のフォローとして幼稚園・保育園・小学校とのつながりを継続させています。また、県立総合療育相談センターとの連携として巡回リハビリテーション事業や早期療育事業などに係わり、発達障がい児の支援として巡回療育相談事業を県の関係機関と相談しながら進めています。
最近の傾向としては、初回に参加する年齢が少しずつ高くなっているようで、今でも2歳前後が一番多いのですが、4歳くらいになって初めて電話相談をしてくるお母さんもいらっしゃいます。幼稚園や保育園に通っている幼児が当教室へ併用して参加しているケースが増え、当教室を卒園した子の弟や妹さんがつくしんぼ教室へ参加する例も多くなっているようです。そして、母親だけでなく家族全体での支援件数も増えていますので、児童相談所や保健福祉事務所、市の健康づくり課・子育て支援課・教育委員会など他機関との連携の重要性を感じます。
これからの課題といたしましては、療育内容プログラムの充実、建物の老朽化と不便性の解消、保育機会の増加などがあげられます。現在、私が全ての部分に係わっているので、とかく相談窓口業務がおろそかになっているのではないかと気にかかっていますので、改善していかなくてはならない点の一つだと思います。幼稚園や保育園の巡回相談や他機関との療育ネットワーク作りの整備も課題でしょう。
小田原市では、平成23年4月から発達障がいが疑われる児童に対して早期支援を行う仕組み作りに取り組む「早期発達支援モデル事業」を始めます。つくしんぼ教室は、家庭から出て初めて集団への一歩を踏み出す場所ですので、私たち職員は先ず保護者との相互理解から始めています。中には我が子の現実を受け入れられないお母さんもいらっしゃいますので、母親と信頼関係がうまく築けなければ先へは進めません。何らかの障がいを持つ我が子に対し母親が可愛いさと可能性を実感すること、子どもが自分の好きな遊びを見つけ、その子の良さを発揮しながら元気に楽しく過ごせることが一番大切であり、そこから次の一歩が始まるのだと信じています。
つくしんぼ教室では毎年、お母さんたちの切実な思いを綴った「文集」を発行していますが、それに目を通すとき、責任の重大性と喜びを感じるのです。 一人でも多くの子が卒園できるよう、また明日から子どもたちと一緒に過ごします。

会長あいさつ 関口富夫会長
バンクーバー冬季オリンピックが始まり、日本人選手の出場に一喜一憂しています。早朝、目をさましたら一面の雪景色になっていたので驚きました。仕事上、毎朝早川漁港へ出かけますが、箱根の山々を見たら雪舟が描いた水墨画の世界のようでした。帰路の西海子小路の桜並木も雪化粧して、めったに見ることのできない光景でした。私は、小田原で一番四季の移ろいを感じるこの道が大好きです。
本日2008~09年度国際ロータリー報告書が届いていますので、回覧いたします。また、青少年交換学生に関する上半期の会計報告書をメールボックスに入れておきましたので、こちらもお目通しをお願いいたします。前回の例会で卓話をされた奥津様から著書を頂き読み終わりましたので、お読みになりたい方は申し出てください。
最後に、立川会員以外の方でマリーンさんのホストファミリーになって頂ける方を受付けていますので、是非ご協力ください。重ねてよろしくお願い申し上げます。
幹事報告 なし
Posted by Yoshida at 2010年02月18日 16:49