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2009年06月11日

 第1405回例会

卓話「改正税法について」 石原和夫会員
 平成21年度の税制改正について、簡単にご説明させて頂きます。
 先ず「所得税関係」ですが、①住宅ローン減税が延長・拡充され適用期限は5年間延長となり、控除可能額は最大500万円になりました。②土地等の長期譲渡所得の1,000万円特別控除制度が創設されました。2~3年前までは、譲渡益から100万円を差引いた残額が課税対象になっていましたが、地下の下落が続くなか不動産取引きを活発化させる政策の一つとして新しく設けられたものです。これは、例えば本年度に500万円で購入取得した土地を5年間持ち続けて1,500万円で売却できた場合の利益は1,000万円となる訳ですが、その1,000万円が控除されるため税金はかからないということになります。③上場株式等の配当・譲渡益の軽減税率が、10%のまま3年間延長されました。
 続いて「法人税関係」では、①中小法人等の軽減税率が引下げられました。平成21年4月1日から同23年3月31日までの間に終了する各事業年度の所得金額のうち、年800万円以下の金額に対する法人税の軽減税率が22%から18%に改正されました。②中小法人等の欠損金の繰戻し還付が復活しました。この制度は、前年度が黒字決算で納税したものの今年度が赤字決算で欠損金が生じた場合について、規定の計算方式によって算出された法人税が還付されるものです。③棚卸資産の評価方法が見直され、後入先出法と単純平均法が除外されます。ほとんどの企業では税理士に一任している場合が多いのでよくお分かりにならないと思いますが、一応認識しておいてください。
 次に「相続税関係」に移りますが、この項目が今回の改正の一番のポイントであり画期的なものです。私たち税理士会では、30余年にわたって中小企業の株の相続に対して課税されることを疑問視しながら改正を唱え、並行して日本の製造業の90%以上をしめる中小企業の後継者問題を危惧すると共に、大企業を支える中小企業を育成していかなければ日本の国際競争力は下降するばかりであることを強く訴えて参りました。その結果やっと「相続税の納税猶予制度」が創設されましたが、規制や条件が多くその概要も難解なためにまだまだ検討を加えなくてはならないというのが実感です。内容についての説明はかなりの時間を要するため本日は割愛させて頂きますので、資料をお読みになってくださるようお願いいたします。なお、文中に記載されている円滑化法とは、親族に相続させないと納税猶予制度は適用できないというような主旨の法律です。
 皆様方が係る事業相続についての改正の第一歩を踏み出したものの、十分なものとは思えません。日本の発展のためにも、中小企業の実情をふまえた制度になるよう改正を要求して行きたいと思います。

会長あいさつ 川口功一会長
 私たちの任期も残り少なくなりましたが、どうやら無事に終えることができそうです。
 自動車業界の不況が世界経済に大きな影響をおよぼしていますが、車に関連した事故で記憶に残っているのは1979年(昭和54年)7月11日の「東名高速道路日本坂トンネル内火災」です。60時間以上もトンネル内に多くの人が閉じ込められ、多数の犠牲者を出してしまいました。この事故がきっかけで、国道をはじめ高速道路のトンネル内に消火設備が設置されるようになったのです。私共の会社でもトンネル内工事を請負い私自身も携わりましたが、通行規制がされていても、走る車のそばで作業をするのはとてもこわかったことを覚えています。
 また、日本人の住宅が「ウサギ小屋」と評されたのもこの頃で、生活に密着したものでは封書が50円・ハガキが20円でした。JR(当時の国鉄)の1区間初乗り運賃や駅の立ち食いソバも100円程度だったと記憶しています。
 そして同年10月7日に行われた第35回衆議院議員選挙では、自民党の単独過半数割れという結果に終わりました。今年も選挙の実施日が取り沙汰されていますが、どういう結果になるのでしょうか。いずれにしても、長びく不況に終止符を打って「暗いトンネル」からぬけ出すことができるようにしてもらいたいものです。
 こうして当時をふり返ってみると、目や耳から入ってきた情報は強く印象に残っているものです。
 当クラブもいよいよ創立30周年を迎えますが、盛大かつ有意義な式典になるよう全員が力を合わせて挙行したいと思います。

幹事報告 廣澤典昭幹事
1.2名の新会員候補に対しての異議申し立てがありませんでしたので、入会の手続きに移ります。
2.クラブ細則検討委員会の堀内守和委員長より6月末日までの出席免除が提出されていますので、復帰されるまで委員会を停止させて頂きますことをご了承ください。
3.6月4日に本年度最後の会長幹事会が行われ、GSEとIMについての報告がありました。また、金子地区ガバナー補佐による「第2780地区第9グループ勉強会」が開催され、ロータリーの長期計画と未来の夢計画、中核となる価値観、国際ロータリーのビジョンと使命などについて説明がなされました。先般ご案内いたしました「ロータリー研究会報告書」に基づいて進められましたが、次年度のロータリー情報委員会へ引継ぎ皆様へフィードバックできるようにしたいと思います。

Posted by Yoshida at 2009年06月11日 18:33
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