卓話「地球温暖化と新エネルギー」 小田原市役所環境政策課 高田恭成様

1970年と1990年に名古屋大学の研究チームが同じ場所から撮影した東ネパールの氷河の写真を見比べると、明らかに氷河の部分が減っているのが明確に分かります。ではなぜこのようなことが起こるのでしょうか。
50年くらい前までは温室効果ガスの量は安定していたのですが、最近は人間によるエネルギーの大量消費によって温室効果ガスが非常に増え、地球が暖まるという現象が起きています。宇宙に放射されるはずのエネルギーが地球上にとどまってしまうこの状態が「地球温暖化」といわれるものです。
この地球温暖化の影響は世界で見られ、中国の内モンゴルの小さな村が砂漠に飲み込まれてしまったり、オセアニアにあるツバル島では海水の量が増えると海に沈んでしまい、食糧事情の深刻化や伝染病の発生が心配されています。こうした地球規模での被害を危惧した世界の国が、地球サミットを開催して“京都議定書”なるものを採択して地球温暖化防止活動に取り組んでいることはご承知のとおりです。
産業革命以降私たちが頼っている自然資源エネルギーにも限界があり、世界中での残存量は石油40年分、天然ガス67年分、石炭192年分、ウラン85年分と推定されています。
こうした諸問題の解決策の一つとして着目されているのが「新エネルギー」と呼ばれるものですが、一体どういうものなのでしょうか。省エネルギー法には、“技術的に実用化段階に達しつつあるが経済性の面から普及は充分でないもので、石油に代わるエネルギーの導入を図るために必要なもの”と定義されています。具体的には太陽光発電・風力発電・地熱発電などがあり、小田原市でもバイオディーゼルについての資料を見ながら、試験的ではありますがゴミ収集車に利用しています。太陽光発電は屋根に設置されたモジュールから太陽電池に太陽光を当てて発電するもので、市内の大窪小学校に設置されていますが、家庭用として設置する場合は多少高額になります。風力発電は風の力で風車を回わして電力を発生させるもので、動力をそのまま発電機に伝えるため発電効率が非常によいのが特徴です。ただし、風が強く吹くことが条件ですので小田原のような穏やかな地域には余り向かないでしょう。
新エネルギーそのものではありませんが、小田原市でも10年程前から取り組んでいる“クリーンエネルギー自動車”があります。種類として電気・天然ガス・ハイブリット・燃料電池などを利用して走行するものなどが開発販売され、来年には新たな電気自動車が発売される予定ですので増々の発展が期待されているものです。この電気自動車はメーカーの車種によって性能は異なりますが、走行中の二酸化炭素排出量はガソリン車と比べるとはるかに少なく、電気を燃料としているのでガソリンよりとても安く家庭用電源からも充電できるのがメリットですが、反面、充電に時間を要することと短距離しか走れないのがデメリットであり今後の研究課題とされています。
太陽光や風力といった無限なものを利用して地球温暖化対策に有効とされる新エネルギーの導入を、皆様の企業やご家庭において地球の将来を考えながら前向きに検討して頂きますことをよろしくお願いいたします。
会長あいさつ 川口功一会長
先日、妻と二人で新橋演舞場で行われた「東をどり」を見に行ってきました。これは、新橋芸者と呼ばれる芸妓さんたちが芸の集大成を発表するもので、今年は戦後久しぶりに誕生した二人の半玉さんの話題も手伝ってか、会場も盛り上がっていたようです。風俗営業法などの規制もあって18歳以上に限られていたこともあり、なかなかむずかしかったと聞いています。その二人も先輩の皆さんに加わって懸命に日頃の成果を披露していましたし、黒い留め袖の着物を身につけたあでやかな身のこなしに酔いしれてしまいました。歌舞伎の公演のように大向こうから声が掛かるなど、終始にぎやかな雰囲気でした。
1925年(大正14)4月、新橋の花柳界の芸妓の技術向上を目的として結成された組合の柿落しとして行われたのが、この「東をどり」だといわれています。第二次世界大戦によって一時中断を余儀なくされましたが、戦後1948年(昭和23年)に再開されて現在に至っているものです。会場には都内の一流料理店の献立も数多くならび、目と舌を充分堪能させて頂きました。
本日、米山功労者への記念品が山岸清会員に届いていますので、この場をお借りしまして贈呈させて頂きます。
幹事報告 廣澤典昭幹事
1.6月28日15時30分~17時30分、藤沢産業センターで「GSE帰国報告会」が行われます。
理事会報告
1.3人の新会員候補者に対する異議申し立ては、1週間以内にお願いいたします。
2.渋谷ひとみ会員より、勤務地移動のため6月から11月末日までの出席義務規定免除の申請が提出され、承認されました。