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2008年05月15日

 第1354回例会

卓話「チベットについて」 チベットサポートグループKIKU代表 久保隆様
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 3月に起きたチベット動乱の原因は、中国政府による制圧であることは皆様すでにご存じのことと思います。そのニュースを知った私たちは、平和デモを行いました。当初は200人程度の参加を見込んでいましたが、実際には1,500人にも達しました。参加者の多くは、口々に「これまでは多少の支援をしたいと思っていましたが、今回の事件を知って絶対に何かをしなくてはならないという気持ちになりました」と語っていました。また、デモに参加した在日チベット人の一人は、次のような集団声明文を読み上げたのです。「…チベットのためにこんなに多くの方々が集まってくださる日がくることを、正直のところ想像もしていませんでした。たくさんの人がチベットに関心を寄せて頂くきっかけになったのは、僧侶たちの命がけのデモ行進だったと思います。彼らは、命と引き換えにチベットの現状を世界に知らせるつもりだったのでしょう。今回の事件だけで200人以上が犠牲となり、5,700人以上が中国政府に拘束されているといわれています。私は、チベットの現実に目を向けてくださる人々が増えていることはありがたいと思う一方、それがチベット人の命を賭けた行動によるものだと思うと心が激しく痛みます(中略)。中国政府がチベットに対して巨額投資したことは、本当にチベット人のことを考えてのことだったのでしょうか。真にチベット人のことを思うのであれば、尊敬するダライ・ラマ法王の写真を持ち歩くだけで逮捕されることなどないはずです。自分たちの住む土地が、どうして中国人に支配されなければならないのでしょうか。なぜ恐怖政治が行われるのでしょうか。…これらの全ては、チベットの人・社会と文化・自然環境などを中国政府が全く尊重していないことによるものです。中国政府とダライ・ラマ法王の特使との対話の継続は確認されましたが、中国の方々には、なぜチベット人が命がけで怒り、悲しみを表現しているのかを今一度考えて対話にのぞんで欲しいのです。そして、デモそのものより、その裏にある真実から目をそむけないでもらいたいのです。そして、昔から正義を重んじる精神と仏教文化を持つ日本の皆様には、チベット人の身に起きている深刻な迫害に対し、中国への強い抗議の協力を切にお願いしたいのです(中略)。人間の尊厳への配慮は、ほんの少しの思いやりの心・慈悲の心があるならばご理解頂けることではないでしょうか(以下略)」
 これはチベット人の現在の心境を顕著に表現したものと思いますし、つきつめると「命の尊さ」に結びつくものと考えます。
 平和的解決に向けてダライ・ラマは「対話と非暴力」を強調、世界主要国の首脳も同じ見解を唱え、私たちも「当事者間の対話」を求めながら「武力による殺人の禁止」を訴えています。
 以前にも申しましたように、私たちのグループは「里親制度」をとおしてチベットの子どもたちを支援していますが、心のこもった手紙ほど彼らに勇気を与えるものはありません。私は、一日も早く平和な日が訪れることを祈りながら、これからも現地へのサポート活動を続けていくつもりですので、皆様方のさらなるご協力を心よりお願い申し上げます。

会長あいさつ 川田隆志会長 
 元会員の門松宏守氏が5月13日に逝去されました。心よりご冥福をお祈りいたします。
 先日中国・四川省で発生した大地震では多くの死傷者が出た模様で、心の痛む思いです。当クラブにも係わりのある元米山奨学生の楊君ご一家の安否を確認したところ、全員無事とのことでした。
 本日は、チベットサポートグループKIKUの代表でいらっしゃいます久保隆様に再度の卓話をお願いいたしますが、折しも中国オリンピック騒動のきっかけとなったことで世界の目が向けられています。チベットは現在中国の自治区であり、高度4,000mほどのところにあります。面積は日本の5〜6倍といわれ、ラサ教と呼ばれるチベット仏教国です。ダライ・ラマ14世を中心に、ダラム・サラに亡命政府が作られていますが、ダライ・ラマ14世は1989年にノーベル平和賞を受賞、その精神は「愛・慈悲・非暴力」といったガンジーの教えを引き継いでいます。中国政府は彼を非難していますが、ダライ・ラマ14世はチベットの独立は求めておらず、ただ、チベットの文化と言語を守っているのです。
 かつての日本がそうであったように、力による統治は人間どうしの争いのもとになります。一日も早く平和が訪れることを祈っています。

幹事報告 釼持久資幹事
1.地区より「ミャンマーへの義援金のお願い」が来ています。国際奉仕・世界社会奉仕委員会の関口・堀金両委員が中心となって、6月6日までに一人1,000円を目標に集めて頂きたいと思います。
2.「委員会の綴り」を今月末の例会までに担当理事へ提出くださるよう、再度お願いいたします。
3.今年度も1か月半となり、次週22日午後6時より「次年度会長幹事を励ます会」を催しますので、対象となられる方は万障お繰り合わせの上、ご出席ください

Posted by Tachikawa at 2008年05月15日 16:55
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