卓話「最近の世相を反映する事件のあれこれ」竹久保好勝会員
裁判を国民にもっと理解してもらおうという目的で生まれた裁判員制度が2年後にはスタートいたしますが、私達専門的立場からみるとかなり問題があるようです。 これは20歳以上の人を選挙人名簿から無作為に6人選んで“裁判員”として依頼する制度です。選出された裁判員は、事実認定について裁判官と同等の立場で述べることができますが、相当な自信がないと無理なことで、専門的知識を有しない人が被告人を裁くことは、かなりの決断力を必要とするでしょう。
最近では無罪判決が多くなっていることが新聞でも取り上げられましたが、無罪と無実は同じではありません。一つの事件についての記録や資料は膨大な量になりますので、その道の専門家ではない6人の素人がどのように対処するのか等々、解決しなくてはならない事項が山積みされているのが現実です。
それから、事件として最近目立つのは離婚問題です。世相を反映してか、私の事務所へも1日1件は持ち込まれる程です。増加を続けていた離婚率も、年金法改正が絡んでか少し下がっている傾向がみられますが、改正法実施に伴なって増えることは充分に考えられます。
ところで、私の事務所では11人の弁護士を含めた40人のスタッフで、新規・継続を含めて年間1000件近い事件に対処しています。一人の弁護士が対応できるのは50件が限度ですので、現状ではまだ不足している計算になります。
依頼者からはスピーディーでハイレベルな対応が要求されるので、それに応えるように努力しています。一方では、年間2,500人もの弁護士が誕生しますが、受け入れる法律事務所の数がそれに追いついていないのも事実ですので、大きな課題です。
ご存知のように、インターネットは様々な分野に入り込んでいますが、私達の業界でも例外ではなく、これからはインターネットを利用した新しい形の事件や訴訟が生まれてくるでしょうし、余剰の弁護士が事件を起こすことも想像されます。
法律事務所と申しますと、一般の方にはとかく敬遠されがちですが、相談ごとを気軽に持ち込める事務所を目ざすと共に、依頼者に対してのサービスに努めていきたいと思いますので、今後共よろしくお願い申し上げます。
会長あいさつ石原和夫会長
「子孫のために美田を残さず」という諺がありますが、1948年(昭和23
年)の民法改正までは家督相続だったものが、法改正に伴ない平等に相続できる
ようになりました。ところが相続税が絡んだトラブルが発生して裁判に持ち込ま
れたり、絶縁状態に陥ったりするのを幾度か目にしてきました。親は争い事を起
すために子供に財産を遺すのではないはずですが、汗を流し自分の力で得た財産
は自由に使って、有意義な人生を送って頂くことが一番良いのではないでしょう
か。
幹事報告井島誠行幹事
1.4月12日のGSE歓迎会には会長と幹事と金子国際奉仕委員長が、4月2
5日の湯河原RC45周年式典へは会長と幹事が出席いたします。
2.中田厚仁村小学校のシャワー室完成写真が東大阪東RCより届いていますの
で回覧いたします。
3.第2650地区より「クラブ情報についてのマニュアル購入案内」が届いて
いますので回覧いたしますが、これはあくまで個人購入となります。