会長あいさつ石原和夫会長
今年は医療費控除の申告が目立ちます。これは医療費負担がアップしたことに
よると思われますが、お互いに健康には留意したいものです。
ある本に、次のようなことが書かれていました。
何事もその道の専門家になるのには、相当の歳月を要し、ましてや芸術家や学者
において達人になるのには並大抵の苦労が必要です。でも、長年の辛抱と努力に
よって玄人になった時には、周囲は放っておかず失業の心配は一生ありません。
その分野の専門家になると毎日が勉強であり、このような人は万年青年の如く年
齢を感じさせません。また、それぞれの仕事には完成というものはなく、努力を
続けながらその完成を目ざしていくものです。最後に、こういう専門家になるこ
とが人間の理想ではないだろうかと結んでいます。
元気なうちに、悔いのない人生をおくれるように努力していかなくてはいけな
いと感じました。
幹事報告井島誠行幹事
1.4月22日の「第2780地区ローターアクト年次大会」には、会長と幹事
が出席する予定です。
2.ライラの再募集が行われていますので、ご協力をお願いいたします。本年度
は4月13・14日に1泊2日の予定で鎌倉の建長寺で行われます。
3.足柄ロータリークラブより、4月1日に行われる「青少年の自然体験プログ
ラム・水源の森を訪ねて」の案内状が届いていますので、参加希望者は申し込ん
でください。
卓話「規制緩和とりスクマネジメントの最近の動向」 りそな総合研究所上席主
任コンサルタント 浅原智久様
小泉前首相の構造改革政策の一環として規制緩和が打ち出されました。これは
、自由な経済活動をすることによって経済の発展を生み出すことが目的でした。
行政当局は、事前の規制を減らしてリスクは各企業の責任により管理する方針を
とりました。これにより会社法が変わり、M&Aも簡易になって企業買収も目立
っています。企業の内部告発を奨励するような新しい法律も施行され、企業管理
の重要性が叫ばれるようになりました。最近の某大手洋菓子メーカーの事件も、
企業内管理を怠ったことが原因で、大きなリスクを負った訳です。自由な経済活
動を進めていくだけでなく、企業内部にも目を配ることが求められている時代で
す。このように、規制緩和とリスク管理は切っても切れない関係にあるといえま
す。
従来はリスクとして扱われなかったことが、内部告発によって事件として報道
され企業イメージが損なわれたこともあります。こういうように、外部の被害者
が出なくても信用失墜の“落とし穴”は増えてくると思われますので、リスクを
負わないようにご注意ください。規制緩和によって、投資信託や保険商品を扱う
金融機関も出始めているようですが、リスク管理がおろそかな会社は摘発の対象
となっているようです。また、不正な決算書問題が発覚した某証券会社の例もあ
るように、経営上でもリスク管理を徹底する必要があります。
会社の営業停止というリスクの原因は、地震などの自然災害よりも、コンピュ
ータ事故によるサーバー停止という情報リスクが最も多くなっています。現代は
全てがコンピュータへ依存していますので、サーバーが止まるだけで営業関係の
書類発行ができなくなるために、業務が止まってしまいます。機器はいつ故障す
るか予知できませんので、復旧手順の確立と危機管理に普段から留意しておかな
くてはなりません。コンピュータに関連しますが、個人情報の漏えいも大きなリ
スクとなります。今までの例を見ますと、430万件の情報漏れという事例もあ
りましたが、それなりの罰金が科せられます。
廃棄物リスクと呼ばれるものがあり、廃棄物処理を業者に依頼して不法投棄さ
れると、ゴミ排出者の責任となりますので、これも注意が必要です。
経済が成熟して物が余る現代では、情報や著作権、特許といったものを保護す
るように移行しています。
このほかにも環境リスク、突発的事故リスク、戦略リスク、業務リスク、社会
的責任リスクなどがあり、企業の周囲はまさに“リスクの山”です。
これだけ多種多様な情報システムが発達してきますと、想像できないことが目
に見えないところで起こり、大きなリスクとなって返ってきます。こうしたリス
クを管理することがリスクマネジメントの基本であり、様々なリスクを回避しな
がらいかに収益を上げるかが、経営者にとっての課題ではないでしょうか。