卓話「箱根観光とホテル事情」 富士屋ホテル(株) 取締役 勝俣 伸様

観光産業は、平和な社会の上に立脚したものといえます。昨年は愛・地球博を伴った中部・西日本エリアが活況を呈したと思います。松沢県知事も観光産業に積極的に取り組むということなので心強く、箱根の道路整備についても町長共々県へ要請している段階です。こういったなかで、今年の国内旅行は0.5%増(消費額2%アップ)、海外旅行者は1,795万人と予想され、相変わらずの伸び率を示しています。
多くの外国系資本のホテルが東京を中心に進出してきていますが、当然のことながら日本のホテルも大型投資をしてこれに対抗する体勢を整えています。バブル絶頂期でのホテルの部屋単価は1áu1,500円くらいだったものが、現在では750円くらいに下がっている状況です。
観光業はどうかと申しますと、WTO(世界観光機構)のデータでは、2000年の各国間の移動は6億8700万人、2010年には約10億人に達し、2020年には15億6100万人になるだろうといわれています。
2007年から団塊の世代といわれる800万人から1,000万人の退職が加速し、退職金総額は50兆円、個人資産の合計は130兆円で国民全体の総金融資産の約10%を所有しているといわれます。各産業がこれらの人々をターゲットに新しいビジネスを計画しているようですが、団塊の世代の第一欲求が観光ということです。その消費額の1%でも私達の業界に流れることを祈っています。戦後の復興経済を支えた方々は消費意欲も高く、反面、高品質のものでないと飽きられてしまうのは目に見えています。当然のように、私共のホテル・観光業界でも既成のパッケージ旅行ではなく、長期滞在型でクオリティが高い7泊9日や10泊12日のハワイ旅行に、新たにスキューバダイビングや美容などの付加価値をつけた旅行商品を作っていきたいと思います。
箱根は観光立町といわれますが、年間総消費額は670億円といわれ、そのうち420億円が旅館やホテルの宿泊施設で、120億円が飲食、その他が土産品販売などとなっています。ところが、この年間総消費額は2000年と比較すると、約90億円くらい減額となっているのが実状です。町政でも来町者2,000万人・宿泊者500万人を目標に掲げ、積極的に動き出しています。ちなみに、昨年は来町者1903万人、宿泊者460万人となっています。こういったなかで、売却物件となった大手企業の保養所を買いとって旅館やホテルに再生させて営業するのが主流となっています。箱根でも高単価と低単価での二極化が進み、中間層での営業はむずかしくなってきています。
おかげさまで私共のホテルも創業128年を迎えますが、地域における富士屋ホテルの使命をよく考えながらさらなる発展をめざしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
会長あいさつ 池田宏行会長
冬季オリンピックも最後に金メダルがとれて、ほっとしています。これでゆっくり眠れそうです。
21日のIMには多数のご参加を頂き、ありがとうございました。講演も面白い内容でしたので、成功だったのではないでしょうか。元会員の宮澤さんが亡くなられましたので、葬儀日程をメールボックスに入れておきました。3月23日は、13名の会員の参加を得、東大阪東RCへ表敬訪問に行って参ります。
本日の卓話は私の親友の勝俣様ですので、楽しみにしています。西田ガバナーエレクトより、研修に励んでいる旨の絵葉書きが届いていますので回覧させて頂きます。
幹事報告 豊田 靖幹事
1.GSEについての当クラブの受入れは3月24日で、鈴廣かまぼこ博物館見学と小田原城散策を計画しています。付添いとして堀金会員にお願いしてあります。また、3月22日は第9グループ主催の歓迎会が行われますが、会長と幹事が出席させて頂きます。会員1人当たり1,500円を負担して頂くことになりますが、合計79,500円を本会計より支出いたします。
2.3月23日の東大阪東RC表敬訪問については、参加者だけのオリエンテーションを事前に行いたいと思います。
3.次年度PETSが、3月9日に藤沢グランドホテルで行われますので、石原会員に出席をお願いいたします。
4.3月10日、会長幹事会が開催されます。
5.4月8日に行われる国際医療福祉大学小田原保健医療学部入学式・開設記念祝賀会の案内状が届いています。
6.竹久保会員より提出された「出席免除申請」が理事会で承認されました。
7.4月の卓話予定が理事会で承認されました。
8.3月30日のクラブフォーラムは、東大阪東RC表敬訪問報告を川田副会長にお願いいたします。合わせて、石原会員にPETSの報告をお願いいたします。
9.小田原北RC法律40周年記念行事が、4月5日に二宮神社で開催されます。招待状が届いていますので、会長と幹事が出席する予定です。