卓話「覚醒剤・麻薬取締りの現況について」 小田原警察署刑事課第二課長 泗水康利様

薬物銃器の取締り対策として、平成16年4月より「組織犯罪対策本部」を発足させて、中国の“蛇頭”や外国人組織撲滅の強化を図りました。これにより、生活安全部の管轄だった薬物銃器は刑事部へ移管されました。
平成17年度における薬物(覚醒剤・大麻・コカイン等)の被疑者検挙人員は神奈川県内で1,029人、小田原警察署管内では40人を検挙。中でも圧倒的に多いのは、覚醒剤末端乱用者です。一度始めたら骨の髄までしゃぶられて廃人になってしまうところから、通称“シャブ”と呼ばれていますが、0.3gで1万〜2万円で売買されているのが現状です。売買場所をみると、小田原管内ではパチンコ店やコンビニの駐車場が多く、点々と場所を代えているようです。また、携帯電話やインターネットでも入手できるようになったため、その範囲が広がりつつあるのも事実で、依存性が強く一般の深夜作業者や肉体労働者も染まる危険性は非常に高いです。
売人や組織が警察の情報を察知するのはとても早く、私達はどうしても後手になり勝ちです。どんな些細な情報でも結構ですので、小田原警察署薬物銃器対策係へ一報をくださいますようお願いいたします。小田原管内の輸入雑貨商の夫婦がイスラエルから大量の大麻樹脂密輸で逮捕された事件がありました。コンテナ船に偽装工作をして大麻や覚醒剤を密輸する例が一番多く、税関でも目が届かないこともかなりあり、頭を悩ませています。こういった現状を踏まえながら、皆様からの質問を受けて、答えられる範囲での説明をさせて頂こうと思います。
——青少年の薬物濫用についてはどうでしょうか。
中・高校生の薬物濫用防止が叫ばれていますが、実際の検挙人員は非常に少ないという結果が出ています。本当に少人数だと思いますが、殺伐とした時代に刺激を探しているのでしょうけれど、今では煙草に代わって大麻や錠剤のMDDAに手を出しているようです。悪いことをするのがカッコいいと見えるのか、大麻の匂いに似せたお香も売られているので、一部がファッション化しているようにも受けとれます。繰り返しますが、依存性が大きく中枢神経を犯されてしまうので、将来性のある若者の健全育成の面でも、断ち切らせるためには身柄を拘束して薬物から隔離する必要があるので、情報提供をお願いいたします。企業秘密なので言えませんが、犯罪者の雰囲気は何となく分かるものです。
——薬物濫用の恐ろしさをもっと周知させるような教育が必要なのではないでしょうか。
世界一といわれた日本の治安も、一挙に崩れてきています。警察では、2〜3年ほど前から地域の方々と協力して防犯対策を推進しようと動き出しました。住民と一緒の防犯パトロールもその一環です。
最後に、卓話のテーマからは離れますが、配布いたしました資料に小田原警察署管内で取り組んでいる“身近な犯罪の抑止”について説明してあります。会社や家庭および地域でよくお読みになって頂き、犯罪防止にご協力ください。泥棒や空き巣、薬物濫用も「犯罪」には変わりませんので、少しでも減るように全力を挙げて頑張りたいと思います。
会長あいさつ 池田宏行会長
冬季オリンピックでの日本人選手の活躍が余り見られませんので、少しストレスがたまっています。
2008〜09年度ガバナーノミニー立候補について、指名委員会は足柄RCの山地会員を指名したということです。なお、立候補の締めきりは3月1日となっています。
次週21日はIMが開催されますが、第9グループの行事ですので是非ご参加ください。また、当日までに次年度ガバナー補佐が決まることはむずかしい様ですが、次年度もIMが開催されるようであれば当クラブがホストとなります。当日のプログラムで次回ホストクラブ会長の挨拶が予定されていますが、開催されることを前提として引き受けることを申し上げますので、よろしくお願いいたします。
幹事報告 豊田 靖幹事
1.国際ロータリー年次大会が、2006年6月11日〜14日、スウェーデンのマルメとデンマークのコペンハーゲンで開かれますが、案内書を回覧いたします。
2.2780地区2008〜09年度地区ガバナーノミニー候補者告知の件という文書、およびロータリー情報に関するアンケート結果の報告も届いていますのでお目通しください。
3.IMのプログラムを配布してございますが、登録は14:00〜14:30、開会式は14:30〜15:20、講演会が15:30〜16:50、懇親会は17:30〜18:30となっています。懇親会にも出席するように要請がきていますので、よろしくお願いいたします。