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2005年10月13日

 第1234回例会

卓話「今の中学生について」 小田原市立白山中学校長 栢沼行雄様

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 昭和44年に大学を卒業して、教員として初めて着任したのは箱根中学校でした。今は箱根明星中学校と合併してしまいましたので存在していませんが、全てが初めての経験でしたので、「教育とは何だろう」とか「教師とは何だろう」などと考えさせられることばかりでした。
 そんな様々な体験から思ったことは「初めに生徒ありき」ということで、今でも変わりません。生徒がいればこそ、私達は教育者としての仕事に専念できるということに気づいたのです。
 ある日、私の授業中に居眠りをしていた女生徒を激しく諮問して家庭訪問をしたところ、母子家庭だったことが分かり、かつ徹夜で母親の看病をしていたことも知りました。この出来事を通じて、「生徒の外面だけ見ただけでは教育指導はできない」という事を学び、生徒の家庭環境や生いたちを知ることの大切さを自分自身に植えつけました。
 現在では学校での教育現場を預かる立場ですが、私は教職員に対して常に「教師は太陽であれ」と教えています。太陽は、たとえ犯罪者であっても生きている人間に対して平等に光を当てることから、生徒に対して分け隔てなく教育の“光”を当てることが真の教育につながるものと思っています。
 私は毎日生徒と面談していますが、今の生徒は余り夢を持ち得ていないようです。生徒にとって一番身近な大人は学校の先生だと思いますので、自分自身について自らの夢や体験などをもっと生徒に話して頂き、生徒たちに考える選択肢を与えてあげて欲しいとお願いをしています。
 この世の中で一番つらくて悲しいこと——それは見捨てられることではないでしょうか。成績が悪くても、素行不良でも、約束を破られても、辛抱強くその生徒を信じ続けることこそ教育の原点であり、先ずは信ずることから教育は始まるものと思います。
 「今の中学生について」ということですが、すぐあきらめて長続きしないという傾向があるようです。これは、自分が夢中になることや好きになることが学校には無いということだと判断する一方で責任を感じています。何事もあきらめずにコツコツと長く続けていけばいつかは成し遂げられることを、自ら体験しながら気づいて欲しいと思います。
 私の座右の銘というべき言葉は“本気”です。今までの経験から、本気で取り組めばほとんどのことはでき、いい加減なことでは面白くないし、物事は完成しません。本気ならば、いつか誰かが支えてくれるものです。
 最後になりますが、今の中学生に感じてもらいたいこと、身につけて欲しいことは「思いやり」だと思います。これは、中学生ばかりでなく、私達も日頃から身につけておきたいものではないでしょうか。

会長あいさつ 池田宏行会長 
 来年2月21日(火)、二宮神社において第9分区IMを開催することに決まりました。当日は、元ロータリー財団奨学生で現在では一橋大学教授の中満泉さんに、「国際協力について」というテーマで講演をして頂くことになりました。是非ご参加くださるようお願い申しあげます。

幹事報告 豊田 靖幹事
1.来年2月21日の第9分区IMは、合同例会として行われます。
2.優良職業人表彰については、片岡会員より推薦のあった方を表彰することに決まりましたので、その手続きに入ります。

Posted by Tachikawa at 2005年10月13日 19:02 | TrackBack
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