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2005年03月03日

 第1208回例会

卓話「ネパールの紙と私の活動」 井林昌子様
(特定非営利活動法人「ヒマラヤ・ロクタの森」)

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rc1280-2.jpg 私は岐阜県奥飛騨で生まれ、武蔵野美術大学造形学部を卒業後、横浜の某民芸品貿易会社でインド・ネパール・タイ・インドネシアなどのオリジナル雑貨の企画開発デザインを担当しましたが1995年に退社し、インド・ネパールへの旅から帰国後1997年に独立・開業。
 当時はネパールへの関心もありませんでしたが、仕事のために長期滞在しているうちにネパール料理に関心を抱き始め、それを食するために出掛けるようになってしまいました。幾度か訪れるうちにトレッキングに魅かれ、やがて環境・社会・人件問題など様々な現状に直面しました。中でも、カースト制度が今でも根強く残っていて、日本では全く考えられない労働条件に驚きました。こういった現実を目のあたりにし様々な疑問を持つようになり、それを私が出がける製品(カレンダー)の中に活かして一人でも多くの人に訴え、理解してもらいたいと思うようになりました。ある時、私のカレンダーを購入された方から「ネパールのカレンダーはとても味わいがあって好きです。あなたの気持ちをネパールの人にも伝えて欲しい」といわれ、現地の状況を聞くだけでなく、自分の目で確かめてみようと思い立ち現地へ飛び立ちました。まさに“百聞は一見にしかず”――今から2年前のことでした。
 その現状に衝撃を受けて手漉き原料の「ロクタ」の保全を目的とする非営利活動を現地の人々とスタートさせました。そして2004年6月、特定非営利活動法人「ヒマラヤ・ロクタの森」として法人化、現在は真鶴町に生活拠点を置いて活動しています。
 「ロクタ」とはネパール語で、“沈丁花”を意味し、日本では手漉きの原料としてミツマタやコウゾが使われていますが、ネパールは日本より標高が高いためにこの「ロクタ」が昔から使われています。20年程前にユニセフが世界各国に紹介したことから需要が急激に伸び、供給とのバランスが崩れてしまいました。現在ではほとんど壊滅に近い状態です。
 一人で事業をしていると弱気になったり、くじけそうになることもありますが、私の作品を通して優しくあたたかいお便りを頂くと、励まされます。そして、今まで私がやってきたことは決してまちがっていなかったと自信にもなり、これからも続けていこうという更なる意欲がわいてきます。
 ネパールの首都カトマンズからバスで約7時間、更に2日間歩いたところが私の活動の拠点ですが、自然豊かな土地で自給自足を続けるネパール国民を見ていると、文明社会で暮らす私達より強い生命力を感じ尊敬しています。現在ネパールは民主主義が崩壊して非常事態宣言が出されていますが、そのような状況でも対話を続けながら彼等の気持ちをくみとるようにしています。やがてはネパール人の自立をうながし、産業の発展につながっていくと信じて陰ながら応援しています。世界に通じるネパールの主産業を絶やさないためにも彼等にネパール人としての誇りと自信を植えつけ、一番大切なのは一緒に共存しようという気持ちだと思いますので、国境を越えて対等に接しながら地球上の家族のような気持ちでこの活動を続けていきたいと思います。

会長あいさつ 譲原 彰会長
 以前に箱根RCより要請がございました件ですが、地区指名委員会に諮り対処することになっていますので、結論が出ましたらご報告いたします。3月1日に相洋高校の卒業式に出席いたしましたが、久しぶりに感動を味わいました。なお、3月10日は特別休会、17日は移動例会ですのでご注意ください。

幹事報告 西山文男幹事
理事会報告をいたします。
1.望月会員より、知的障害者入所更生施設落成式典への招待状を頂きましたので、会長と幹事が出席させて頂きます。
2.東大阪東RC創立40周年記念式典への参加者は、会長・副会長・幹事・金子会員・池田会員・田中(秀)会員の6名です。
3.当クラブの事務所が、5月に市内寿町5丁目に移転いたします。このことは小田原RCも承認済みですので詳細は決定次第発表いたします。
4.25周年式典の当日の役務分担と式次第のパンフレットをメールボックスに入れておきましたので、ご一読ください。
5.4月の卓話予定が承認されました。

Posted by Yoshida at 2005年03月03日 22:53 | TrackBack
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