田中秀明会長あいさつ
お堀の周辺も、だいぶ暖かさを感じるようになってきました。来週木曜日(19日)の例会はなく、21日の土曜日に大井町公民館でIM合同例会が開催されます。100%の出席率が達成できますよう、よろしくお願いいたします。先日、立川会員のご遺族より、四十九日法要出席への礼状とニコニコ箱へのご寄付を頂きましたのでご報告いたします。
幹事報告 川口功一幹事
1.4月18日にグレンエステスRI会長エレクトが来日され、20日に「RI百周年の会長をお招きして」という研修会と懇親会が鎌倉プリンスホテルで開催される予定です。当クラブへは、現会長と次年度会長への出席案内が届いています。
2.IM合同例会会場へは小田急線「開成駅」より無料バスが運行されますが、ご利用される方は電車などの時間を間違えないようにしてください。
3.IM合同例会への出席率が低く、芳しくありません。より以上の参加をお願いいたします。
卓話「カメラ業界の現状と未来」 中山 啓会員
2000~2002年度にかけて、4軒に1軒の割合で閉店、廃業、転職といった状態に追い込まれています。その原因について私なりに考えますと、〓デジタルカメラの急激な伸びに対する業界の対応が遅れたこと(フジフイルム社の本年度1月のフイルム出荷数は最盛期の4割減となっています)〓レンズ付き使い捨てカメラの普及により、一眼レフや小型カメラを持ち歩くことが少なくなったこと。(旅先や行事に合わせ、その都度必要に応じてその場で購入することが主流となったため、コンパクトカメラの売上台数が落ちています)〓カメラ付き携帯電話が出始め、普及しつつあること(100万画素から300万画素へと開発が進み、性能もよくなってきます)のようなことがあげられます。一方では、私達業界に携る者がフィルムの力を過信しすぎていること、写真の本当の楽しみ方を知らない者が写真店やカメラ店を経営していたことも要因だと思います。また、現像やプリントの受注だけに終わるのではなく、ユーザーのお気に入りの写真を大伸しにするサービスとか、撮影旅行会を催すなどのアフターサービスを怠り単に薄利多売のみを行ってきた「ツケ」の表れではないかと考えます。
私は、写真というのは子供の成長や思い出など人生の貴重な瞬間を記録するもので、さらにそれらをアルバムなどに残しておくという「記録性」と「保存性」を兼ねた百数十年も続いている文化であり、業界全体がそういう考えをもたなくてはいけないと思っています。また、今年1月17日付朝日新聞のコラム欄に「震災が奪ったもの」という文章があり、幾つかあげられていて最後に“思い出”とあります。私達は、人々の“思い出”を大切に扱っていく必要があると思い、私の店のキャッチコピーを「思い出づくりのお手伝い」にしています。1枚の写真には人それぞれの思い出がこめられているはずですし、忘れかけていた遠い昔のことを思い出させてくれることもあります。1枚1枚の写真を有効活用していかなくてはいけないと痛感しています。
では、カメラ業界の“未来”という観点からデジタルカメラについて説明させていただきます。デジタルカメラはフィルムが不要で、チップのようなものが入っていて100枚以上の撮影が可能です。画素数については、大きい数字の方が鮮明ですが、コンピュータに使う場合は100万画素で充分とされています。デジタルは光を通してフィルムに感光させるのではなく、CCDと呼ばれる受光体で処理し、点(ドット)で構成されていますので微妙な色調が要求される場合はかなりの高度な能力が必要です。撮影後の色修正も可能ですので、使い方によってはとても便利なものになります。更に、現像工程がないのでホコリはありませんし、光線による出入国検査の際の荷物チェックでも感光する心配はありません。しかし、コンテストなどへの出品作品は、まだまだ従来のカメラには及びません。これからもデジタルとの共有化は続くと思いますが、最終的に残すものとなると「写真」ではないでしょうか。当クラブの会員の中にも写真が趣味の方も多くいらっしゃいますし、とても素敵なカメラライフを送られている方もおられます。
テレビのコマーシャルの「大切な時間は写真の中で生きている」という言葉をだいじにしていきたいと思います。写真は色あせても思い出は色あせることはないのですから……。