最近の記事
月別記事
カテゴリー別記事
記事検索


Powered by
Movable Type 2.661

2004年01月22日

 第1157回例会

会長あいさつ 田中秀明会長

 暦のうえでは「大寒」を過ぎましたが寒さはまだ続きますので、どうぞ体調に気をつけてください。昨日行われました地区の会長幹事会で、次年度ガバナー補佐に箱根ロータリークラブの西田君が決定いたしました。2月21日のIMは「今日のロータリーが抱えている問題は何か」というテーマでフォーラムが行われます。全員の参加をお願いいたします。

幹事報告 川口功一幹事

1.地区大会の会計報告が届いていますので、回覧させていただきます。
2.青森ロータリークラブより協力依頼が届いておりますので、その内容を紹介いたします。この度開催するIMのテーマ<ロータリークラブ間の交流と活性化>について、各クラブの運営状況をお知らせくださいとのことです。
3.昨日の地区会長幹事会の記録を、各委員長におわたしいたしましたので、各委員の方へ通知してください。

卓話「能の歴史」 能面師 高津紘一様
DSC_0294.jpg
 私が能の世界にかかわったのは23歳の時でした。能楽は世界に例を見ない伝統芸能で、今日まで約650年にわたって引き継がれてきています。
 2002年に世界文化遺産として認定され、国際的にも広く興味をもたれ各国で演じられています。しかし、能楽は日本のものであっても民衆芸能として発達したものでないためか、一般的にはどうも受け入れられにくいようです。能は観阿弥によって生まれ、大成させたのは子供の世阿弥ですが、世阿弥についてはシェークスピアに優るとも劣らない国際的評価を受けています。彼は演出家であり、物語の作者であり、演者であるという非常に珍しい人物で、私達がふだん何気なく使っている格言を多くのこしています。
 能は猿楽というものからスタートしており、今でも“能の猿楽”というのが正式な言い方です。世阿弥が若い頃に将軍足利義満の前で能を演じたことがきっかけとなり、格調高い芸風が義満に認められてから庇護のもとに発達し始めた訳です。安土桃山時代になると隆盛をきわめ、豊臣秀吉はその愛好家の第一人者でした。戦に向かう前には必ず能を演じたといわれています。北条氏の滅亡をうたった『北条』という演目がありますが、これは後に徳川家康により“個人的なもの”という理由から消されてしまいました。
 能の特異性は仮面劇であり謡と舞いによって演じられることで、面をつけることは現世のものではないことを意味し、能面の一つ一つが物語の背景を背負っています。ですから、能面の製作は、ある意味では主人公の内面性を追求する仕事だと思います。例えば『葵上』という有名な物語は女性の嫉妬をうたったものですが、女性のもつ内面の恐ろしさを般若の面で表わしています。先程申しました『北条』を復曲するにあたって、市役所の担当者から氏政の肖像画を渡されましたが、面は人物に似せるのではなく、あくまで心境を表現するものなのです。また、“面を彫る”ではなく“面をうつ”と言い、面をうつ時はその主人公になりきらなくてはいけません。その表情は様々で、基本的に全ての能を演じるのには80種類の面が必要となります。さらに、累計的なものも加えると100種類以上にも及びます。
 神の物語、戦などの男性もの、女性が主人公のもの、現世を表現したもの、創造の世界のものといった「五番もの」を時間をかけて全て見るのが普通でしたが、現在では時間の制限もあるので幾つかを選んで演じられます。各地で行われる「薪能」とは、本来は奈良・興福寺のものだけを指していることを付け加えておきます。
 650年にもおよぶ日本の伝統文化を守り、次代へ遺していくことが私の使命であると思っています。

Posted by Yoshida at 2004年01月22日 10:38
コメント

先日の会長幹事会時に小田原 中 RCさんがパソコンを使用している会員は分区で一番多いかも と山地さんの弁でした。
吉田君のテクが冴え渡っています。
追伸、大井町公民館録音OKです。昨日TEL済

Posted by: k,kawaguchi at 2004年01月24日 12:33

昨日は電話出られなくて申し訳ありませんでした、録音の件了解いたしました。

Posted by: Yoshida at 2004年01月24日 12:41
せっかくですからコメントをどうぞ









Remember personal info?