例会スピーチより
「チャレンジ」小 山  勉 氏 (元全日本バレーボールティーム) (2001/02/21)
  私とバレーボールの出会いは中学2年の時です。自分から入部したのではなく、ある先生に強引に引き抜かれたのです。当時の練習は厳しく、とてもいやでした。仕方なく練習していたある日、先生から誉められ、それ以来バレーに熱中していきました。
 自分でできる範囲の事をしている間はまだまだダメです。自分ができない事を他人の力によって「やらされる」ことも重要な経験であり、それによって力もついてくると思います。自分の力で積極的に上を目ざすのはここからで、そうなると次第にレベルが上ってきます。これは、私のバレーボール人生の中から得たものです。
お陰さまで、高校・大学でも優勝することができました。既成チームで力を出すよりも、何もないところから新しくチームを作って育てたいという希望から富士写真フイルムを選びました。日本一になった時は、チーム結成から20年が経っていました。その後、順調に成長していき、自ら作ったチームを育て後輩に引きつぐことができた事を本当に嬉しく思っています。
 東京オリンピックを間近に控えた頃の全日本男子バレーボールチームは、海外遠征でも連戦連敗。後がないところまで追いつめられたチームは、新戦術や作戦で危機を脱出。東京五輪では、当時の強豪ソ連に唯一の黒星をつけて銅メダルをとることができました。
 定年になった今では、新事業としてアメリカで開発された「野外冒険教育」を手がけてチャレンジしています。人は皆、自分はどういう人間か分かっていますが、それは頭の中で考えている「自分」です。もしかして本当の自分と違う部分があるかも知れませんが、自分で思っている「自分」を変えたがらないし、認めたくないようです。冒険体験を仲間と一緒にすることによってそういうものを見直し、新しい自分を発見することによって新しいものに挑戦していく自分が生まれてくると言われています。皆様も新しい事にチャレンジしてみてください。
 
  過去のスピーチ 2001/10 2001/7-9

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